「とんでもないダイエットサプリに飛びつく女性の急増が心配」と先月号でお話ししたばかりなのに、現実に死亡者がでてしまいました。死ぬほど痩せたい女心は分かりますが、本当に死んじゃ、元も子もありません。

今回問題となった商品は『天天素』というカプセルで、その成分中に、国内では未承認の肥満症治療薬（食欲抑制剤）の「シブトラミン」、向精神薬「マジンドール」、さらには、下剤として認可されていたこともある医薬品で、発ガン作用も疑われている「フェノールフタレイン」を含有していることが判明。

シブトラミンは、「ヴィーナスライン21」というダイエット食品に含まれ、１年前には30才の女性が亡くなっています。死亡例のある違法成分に向精神薬、さらに下痢とガン細胞増殖による痩身効果を狙った??としか思えない薬剤まで添加され、公然と売られているのだから、怖い、怖い！

いつも言っているように、食欲抑制や吸収阻害系のダイエット食品に手を出すのは絶対タブー。必要な栄養素を体内に取り込めてこそスリムなナイスボディが実現するのですから。