ジアン・ヒー博士およびそのチームは、「高血圧症の早いステージにおいてのプロテインの補給は血圧を下げる」と、クロスオーバー治験での結果を「血液循環:米国心臓協会ジャーナル」の記事で発表しました。
ヒー博士卒いるチームは、高血圧予備軍または高血圧ステージ1の352名の成人を2つのグループにわけ、1つのグループには1日40gの乳または大豆のプロテインを、もう一方には、炭水化物のサプリメントを8週間飲んでもらい、3週間なにも飲まずに過ごしたあと、プロテインを飲んだグループには炭水化物を、炭水化物を摂取していたグループはプロテインに変更する、ということを2度くりかえし、その影響を確認しました。
この結果、「プロテインサプリを摂取した期間のみ血圧は下がり、炭水化物サプリを摂取しているときには降下は見られなかった」とのこと。
ヒー博士は、「我々が確認した血圧降下は、個人にとってわずかなものでしかないが、人口レベルではとても重要なこと」とコメント。「炭水化物の一部分をプロテインに置き換えることは、高血圧治療における栄養指導の一部になりうる」としています。
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7月18日の、『高血圧ジャーナル』には、「血中ビタミンC濃度の高い人ほど、高血圧になるリスクが低い」という記事が掲載されていました。プロテイン+ビタミンCは、さまざまな疾病予防、健康維持に必要であることが、つぎつぎに裏付けられているんですね。 |
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