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食品の裏側を暴く!!

年越しそばは乾麺で!

年末につきものの年越しそば。日ごろはうどん派の人でも、この日ばかりはそばを食べることが多いのではないでしょうか

でも、このそばにもチェックポイントが! 食品表示をよく見てみると…?

信州そばは、本当に信州のそば?

信州や出石など、そばどころで有名なところがありますね。スーパーなどでも「信州そば」と書かれたそばを見かけることがあります。けれども、その原材料が必ずその土地のものかというと、そうでない場合が…。

例えば、輸入ものの小麦粉やそば粉を使っても、そばとして加工したところが信州ならば、「信州そば」として売ることができます。もちろんこれは、他の産地でも、うどんなど他の食品でも同じことがいえます。そして、食品表示の原材料欄を見ても、「小麦粉」「そば粉」などとしか書かれていないため、輸入物かどうかの見分けはつきません。

ちなみに、輸入物のそば粉は国産品に比べて弾力や伸びが少ないため、軟化剤などの添加物を加えることがあります。

安いそばと高いそば

そばの主な原材料といえば、そば粉と小麦粉。「二八そば」といわれるように、小麦粉2に対してそば粉が8、という割合が、一番おいしいとされています。国産であろうが輸入物であろうが、そば粉の価格は小麦粉の約2倍以上。原材料のコストが違えば、当然販売価格に反映するはず。なのに、そば玉とうどん玉が同じ価格で売られていたりします。これは、なぜでしょう?

実は、こういったそばの場合、小麦粉の割合がすこぶる高いのです。そば粉2〜1に対して小麦粉8〜9という割合で、うどんを食べているのとほとんど変わりません。とはいえ、そばである以上、うどんのように白いのは困ります。そこで着色料の登場です。立ち食いそば屋の安いそばなどは、こういったものがほとんど、といえるかもしれません。

おすすめは干しそば

最近の傾向として、干しそばよりも生そばのほうが好まれるとか。「生」という響きから、新鮮さを感じられるからでしょうか。

でも、生というのは、腐りやすいことの裏返し。もちろん長期間の保存はできず、製麺メーカーにとって廃棄する可能性が高いということ。少しでも日持ちをよくするため、プロピレングリコールなどのPH調整剤が加えられることに…。

一方、干しそばの原材料表示を見ると、添加物がほとんど使っていません。干しそばは長期保存が可能だからです。

干しそばを茹でるには時間がかかりますが、体のことを考えるなら、国産材料100%の干しそばがおすすめ。そば屋で食べるとき、「そばを茹でるのに30分くらいかかりますが…」というところなら、干しそばを使っていると思っていいでしょう。

年末の忙しいときではありますが、年の最後に食べるものだからこそ、せめて添加物の少ないものを選びたいですね。

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