痔女性いに多い悩み改善講座 第17回おじさんの病気というイメージはあるけど、意外にも女性で悩んでいる人の方が多い、痔。痛い、腫れた、血が出る…。でも、恥ずかしくて病院に行けな〜い!そんな痔の苦しみに悩んでいませんか? 痔は静脈の還流がうまくいかないことにより起こってきますが、便秘がちで、いきみすぎているうちに肛門に負担がかかったり、下痢がちで細菌に感染しやすいことなどが引き金になります。血液循環の悪くなる妊娠・出産がキッカケとなることも少なくなりません。また、生まれつきお尻の粘膜が弱い、あるいは加齢なども関わっています。 こういう時は、すぐ専門医に痔は軽いうちは、ちょっとの心がけで自宅で治せます。でも、次のような場合は専門医に見てもらいましょう。激痛回避のためには、「恥ずかし〜」なんていっている余裕はありませんヨ。
痔は進行すると、手術などの外科的な治療が必要になります。生活習慣を見直し、軽いうちに治してしまいましょう。
便秘や堅い便は痔の大敵痔は人間だけが抱えるトラブル。他の動物にみられないということは、原因は生活習慣、とくに食習慣によるところが大きいということ。とくに女性は便秘がちで、堅い便を無理に出そうとするから、圧力がかかり、静脈がうっ血し、便で肛門も傷つきます。便秘解消(6月号も参照してね)にはもちろん、痔の改善には次のことを心がけてください。
さらにビタミンC3000〜5000mgが有効です。天然のビタミンEはカプセルを開け患部に塗っても、効果的です。 肛門を温め、血流改善を肛門周辺にある静脈のうっ血を軽減するにはお風呂で温めるのが一番。血流が良くなり、肛門周辺の筋肉の緊張もとれて、痔の痛みが和らぎます。 シャワーだけでは効果薄なので、毎日15分程度は湯船につかって温めましょう。なお、お湯には沐浴剤、バスオイルなどを入れないこと。敏感になっている組織を刺激します。 同様の理由で、肛門を石けんで洗うのも避けましょう。粗塩風呂が痔にいいという説もありますが、臨床的には証明されていません。腫れと痛みが軽減するのは、温まるからこそです。 その他気をつけること堅いイスなどに直接座るようなことをせず、柔らかいクッションの上に座るようにします。中心部が空洞になっているドーナツ状のクッションを使うのはペケ。ドーナツ型は一見よさそうですが、痔を起こしている静脈に、より圧力をかけることになり、腫れや出血が増すことにつながります。 ストレスそのものが痔の原因になるわけでなくても、自分で気づかぬほど軽度の痔がストレスにより一気に悪化することあります。無理しない程度に軽い運動を。血行促進にもストレス解消にもプラスに作用します。 長時間、座りっぱなし、立ちっぱなしにならないこと。座っての仕事が続く場合、時々歩き回ったり、ストレッチを心がけて下さい。 |