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「三大死因の増加は

動物性食品が原因」のウソ

 

動物性食品はコレステロールを増やし、脳卒中、心筋梗塞、ガンなどの原因となるので、予防のため動物性食品をカットすべしとさんざん言われています。これが正しければ、動物性食品は平均寿命を縮めることになりますが、実際にはどうでしょう?

脳卒中は日本人の死亡原因の第三位ですが、40年前の年齢調整死・S率と平成12年のデータで比較すると、脳卒中は80%近くも減っています。そして脳卒中が減り始めた時期は、牛乳、バター、肉類などの動物性食品の消費量が増えてきた時期と一致しています。

動物性食品を食べるようになり日本人の脳卒中は劇的に減り、平均寿命は驚異的に伸びたのです。肉の摂取量だけをみても、昭和35年当時に比べると約4倍増ですが、アメリカのレベルにはまだまだ追いつきません。アメリカ人は日本人の5倍も肉を多食していながら、脳卒中での死亡率は日本人のほぼ半分。こうみると、日本人はまだまだ動物性食品不足。脳卒中を予防するにはもっと動物性食品を食べた方がいいということになります。

「脳卒中が減っても、ガンも心疾患も増えているから、動物性食品をもっと摂るべきというのはおかしい」と思う方も多いでしょう。でも、これら動物性食品を摂るようになってガンや心疾患が急増したともいえません。

乳製品・タマゴ・肉などの消費が増え始めた40年前に比べ、心疾患は実質50%も減っています。ガンに関しては、男性のガンでの死亡率は増えていますが、逆に女性は減っており、全体的にはほぼ横ばいなんです。

年齢死亡率で比較するとアメリカ人の方が日本人に比べ、脳卒中が50%、ガンの死亡率も37%低いことがわかります。三大死因の中では唯一、心疾患での死亡率だけが倍近く高くなっています。アメリカ人並みに動物性食品を摂ることで、ガンと脳卒中の死亡率をアメリカのレベルまで下げ、なおかつ心疾患を増やさないことができれば、日本の平均寿命はまだまだのびることになります。

明らかに動物性食品の摂りすぎがリスクとなっているアメリカ人同様に、日本人も、「動物性食品を減らせ、減らせ」とみんなが口をそろえていますが、これって、脳卒中も、ガンも、心疾患も「増えろ、増えろ」と言っているようなもの。食事から確実にカットしていくべきものは他にあるのに、そちらについての触れて人はほとんどいません。大企業保護のためなのか、本当にわかっちゃいないのか・・・。操作された健康情報を鵜呑みしても、健康になれないことだけは確かです。


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