糖質を減らせば痩せられるの? |
糖質は、米、麦、サツマイモ、ジャガイモなどに多く含まれ、主な成分はデンプン。デンプンを食べると、口の中で消化酵素の助けを借りて分解が始まり、最終的には小腸でブドウ糖に変えられて吸収されます。吸収されたブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯蔵され、残りは血液を通じて全身を回り、細胞に取り入れられ、ビタミンB群の助けを借りてエネルギーに代わります。 ブドウ糖が多すぎたり、B群不足でエネルギーに変換されないと脂肪に変わります。糖として備蓄できるのは微々たる量ですが、脂肪としては無制限に蓄えられるのです。 糖質は他の栄養素と比べると、食後胃に留まっている時間が短く、すぐに空腹感を覚えるので、ついつい食べてしまいがち。しかも、糖質食品は安く手に入り、外食でも食べやすい。また、いろんな食品を構成する成分の中でも水に次いで一番多く、どうしても食べ過ぎてしまいます。従って、食事療法では糖質を減らすのが原則。でも、「太るから食べない」と、必要量までカットすれば、逆に体脂肪は増えることに!!
健康的なスリムボディのためには、ブドウ糖も確保しなければならないのです。脳が要求するブドウ糖量1日120g。脳以外が必要とするブドウ糖は1日60gで計180g。砂糖よりデンプンの方が効率よく確保できます。 |