食イワシやサンマなど、青魚の多食で老化促進?!老化の元凶、「活性酸素」の撃退には、できるだけ酸化しにくい脂肪の摂取が不可欠。酸化されにくい脂肪の代表は牛、豚、鶏などの脂に多く含まれる飽和脂肪酸。ラードとか、バターなど、常温では固まっているのが特徴の油脂です。 |
植物性や魚の油脂は、酸化されやすい
動物性脂肪だけ配合したエサと、植物性脂肪だけだけを配合したエサで別々に飼育されたハツカネズミ。どちらが長生きすると思いますか? 答えは、動物性脂肪によって飼われたハツカネズミ。植物性脂肪で飼われたハツカネズミよりも、なんと、2倍も長生きするのです。 米国の心臓学会は、動物性脂肪の摂取をやめ、植物油に切り替えることを勧めていた時期があります。ところが、その後、高血圧や心臓病の発症率が増え、ガンの発生も植物性油の消費増加と正比例することが判明。植物性油の摂りすぎに警告を発するようになりました。 活性酸素は体内のあらゆる物質に攻撃を仕掛けますが、まっ先に狙うのが、不飽和脂肪酸。植物性油はもちろん、魚の油にも豊富に含まれる脂肪酸です。 ちなみに、血液中の不飽和脂肪酸が活性酸素の攻撃を受けて酸化すれば血液はドロドロになりますし、細胞膜が攻撃を受ければ細胞は破壊されます。EPAやDHAの多い魚を一生懸命食べ、高価なシソ油を使っているのに、それらが 、むしろ老化促進要因になっているかも…?! 脂肪は単純に減らせばいいわけでない「バターやラードは体に悪い」「動物脂肪は健康の敵」と決めつけ、動物性脂肪をカット。健康のためにと植物油を使い、肉をやめて魚を食べる・・こうしたことが逆に活性酸素の発生を増やし、老化を進め、脳卒中などの疾病リスクを高めているケースも多いのです。 それなら、いっそのこと完全カットしたら?そう単純ではありません。 私たちにとって脂質は必須栄養素。効率よいエネルギー源であるばかりでなく、不足すれば特定のビタミン吸収ができなくなったり、細胞膜が弱くなったり、重要な局所ホルモンが作れず、体内の微調整ができなくなります。脂肪はやみくもに毛嫌いするのではなく、動物系、植物系、魚系をバランスよく摂取することが大切です。 酸化にご注意!油脂は空気に触れたり、熱、紫外線などによって酸化がすすむので、
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