酵素の働きを乱したり、阻害するものは、食生活から極力排除しよう! |
内分泌器官と関連づけたボディタイプ
加熱調理や食品加工などによって食物の酵素は活性を失いますが、農作物に使われる農薬、食品添加物、何気なく口にするアルコールやコーヒー、タバコや紫外線、薬の服用などによって、体内酵素の働きそのものも低下します。 なるべく農薬や添加物が使われていない食品を選んで食べる、コーヒーのガブ飲みや、飲酒・喫煙習慣をやめるなど、酵素力アップのためには必須です。 『健康にいい』と思って食べているもののなかにも、酵素の働きをジャマする物質は含まれているんですよ〜…。 酵素抑制物質の含まれる食品に注意木の実や種子類、豆類などには酵素やミネラル類が多く、タンパク質・脂質なども含まれていますが、同時に酵素の働きを抑えこむ抑制物質も一緒に存在しています。いくら生食がいいとはいっても、おいしいナッツ類、種子類、豆類などは、抑制物質を壊してから食べないと、体内の酵素の働きに悪影響をおよぼします。 ローフードダイエットでは、これらの食物をスプラウティング(発芽)して食べることをすすめます。これにより酵素の作用とともに栄養価がグーンとアップするからです。 ナッツ類でも、種子類でも、豆でも、スプラウティングできない(しない)場合は、必ず、熱を加えて阻害物質を壊してから食べること。たとえ酵素は壊れても、これらの食材には他の貴重な栄養素も豊富なので、適度な摂取を心がけましょう。 酵素フレンドリーとはいえない豆乳
食物が胃を通過して十二指腸に入ってくると、膵臓は通常どおり消化酵素をつくって分泌します。でも、この物質が含まれていると消化できない…。そこで膵臓は、これでもか!これでもか〜っ!と、通常以上にガンバって消化酵素づくりをする羽目に…。多くの酵素が無駄づかいされ、能力以上のオーバーワークを強いられる膵臓は、やがて肥大し、疲れてクタクタに。それだけ犠牲をはらっても、肝心の栄養素は消化されぬまま、吸収もされることなく、トイレ行き…。 トリプシン阻害因子そのものもタンパク質ですから、熱を加えればその作用は失われます。でも、これが、かなりしぶとい物質で、豆乳には13%残っているとか。「豆乳はやめた方がいいよ」とまではいいませんが、ガブ飲みは控えたほうがよさそうですね。 発酵によってトリプシン阻害因子はほとんど破壊されますので、栄養価値の高い発酵食品、味噌や納豆を毎日の食生活に、うまくとりいれましょう! |