酵素でアレルギー対策??「子供のアトピー性皮膚炎がずいぶん改善されました」
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一口にアレルギーといっても、アトピー性皮膚炎、花粉症、じんましん、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、食物アレルギーなどさまざま。 私たちをとりまく環境や食生活の変化で、アレルギーの元となる物質も多様化&複雑化。「これでアレルギー完治!」なんていう画期的な治療法もピンポイントで効く薬もサプリメントも存在するわけありません。 にもかかわらず、ウルトラ酵素をとり始めた人のほとんどが、体の変化を実感しはじめます。なぜでしょう? アレルギーと消化、関係あるの?多数の治癒実例をもつアメリカの臨床医、サンサム博士は「アレルギーは少なくとも一部は消化能力の問題である。複雑なタンパク質分子を完全に消化できないために患者の体はこれに敏感に反応してアレルギーの症状を起こすのだ。どんなタイプのアレルギーも消化を改善することが最も重要な治療法である」といっています。 「消化の改善」・・そう、これがキーポイント。今回は、アレルギーと消化酵素の関係について、簡単に見ていくことにしましょう。
アレルギーとは外からの異物に対して生体が異常な反応を示すこと。生体にこの変化を起こす原因となった物質を抗原といい、この抗原に対して特異的に結びつく抗体が生体内に作られ、抗原・抗体反応を起こすのがアレルギー… 食物や化学物質が何らかのアレルギー反応を起こす場合、大きく2種類の反応に分けられます。 まず第一の、”本当のアレルギー“は、明らかなアレルギー物質に接触したときに、免疫システムがIgE抗体をつくる反応。 IgEは抗原とくっつくと、ヒスタミンなどを放出させるため、即時型のアレルギー症状(湿疹、くしゃみ、呼吸困難など)があらわれます。 もう一つは、IgG抗体が関わる反応。ちなみにIgGは血清の中で一番多く存在(75%)している抗体です。 IgGは、未消化物質や化学物質が血液中に浮遊しているときに出動します。IgEのように特定の物質によって反応するわけではなく、食品中のどの物質が反応を起こしているかハッキリ分からないことが多いのです。 消化酵素は食物関連によく効くIgGの反応は、アレルギーというより、特定の食物に対する「不耐性」や「過敏症」などと表現されるケースが多く、最近急激に増えている、原因不明の各種症状は、まさにこのタイプ。 消化酵素はIgGが関わるアレルギー反応に対しては、とくに効果があることが知られています。 というのも、IgGが関わる反応は、多くの場合、食物の未消化物質が原因となっているためです。 消化能力が低くかったり、腸壁が漏れやすいこと(リーキーガット症候群)が根底にある場合、未消化物質が血液を汚します。消化酵素はこうした食物の微片を直接分解し、IgGの反応を抑えてくれるのです。 IgEが関わる反応においても、カゼイン、グルテン、その他のタンパク質の食物の未消化物質に関わりがある場合、消化酵素の摂取は効果的です。
食物がまったく関わっていなければ、IgGの場合ほどの効果は期待できません。しかし、消化酵素には免疫系をサポートしたり炎症を軽減する作用があるので、間接的にはIgE反応を弱め、アレルギー症状の改善に役立つのです。 アトピー性皮膚炎の典型的な症状をもっている人でも、検査してみると食物過敏症とわかることがあります。食物とはまったく関連性がないと思っていたアレルギー反応が、じつは特定の食物の不耐性・過敏症が隠れ原因となっているようなケースは多いのです。 従って、IgG、IgEいずれの反応においても消化酵素の摂取を試みるのは、わけの分からぬ薬を使うより、よっぽど安心であり、効果も期待できるのではないでしょうか。 |