一年中でもっともボディラインが気になるこの季節。ボリューム感ある下半身は、早急にホッソリさせたい…。
それには、まず、溜まった水分をぎゅぎゅっと出してしまうこと。
余分な水分が抜ければ、脂肪の運び出しも改善。スッキリ下半身は、素早くあなたのものに!!
下半身太りの引き金になる
「むくみ」はなぜ起こるの?
自分では気づいていなくても、下半身太りで悩む人のほとんどが、程度の差こそあれ、むくみを伴っています。
むくみを招く大きな原因は食生活。その第一の問題がタンパク質不足。特に食欲が減退する夏は、タンパク質が不足しがちで、たちまち、むくみ脚に!
第二にカリウム不足。スナック菓子や味付けの濃いものは、カリウムとナトリウムのバランスを崩し、水分排出に支障をきたし、むくみを引き起こします。
運動不足やストレス、ホルモンバランスの乱れなども、むくみの原因となりますが、まずは食生活の二大要因を解消したいところ。ホッソリ下半身を望むあなたにとって、解決への重要な第一歩です。
スッキリ下半身の法則その1
タンパク質をしっかり取ろう!
なぜ、むくみ解消にタンパク質が必要なのでしょうか。タンパク質の摂取が不足すると、血中タンパクが減少します。すると体はタンパク質の血中濃度を保つために血液中の水分を血管の外へと追い出します。この水分が組織間に溜まってむくみになります。逆に、タンパク質をしっかり補い、血中タンパクが多くなると、血管外の水分は血管内にもどり、むくみ解消!というわけです。タンパク質は体をつくるためにも、動かすためにも、なくてはならない栄養素。スリムなナイスボディを保つためにも、日々、良質なンパク質をしっかり摂ることを心がけましょう。
良質タンパク質とは、アミノ酸がバランスよく含まれているタンパク源のこと。肉類・魚介類・卵など動物性のタンパク質のほうが植物性のタンパク質に比べ良質度は上です。卵とシジミはアミノ酸バランスが完璧。卵は簡単に手に入る食材ですから、1日2個は食べたいですね。
植物性タンパク質は動物性タンパク質と組みあわせると、互いに不足しているアミノ酸を補いあい、良質度がアップします。冷やっこにはおかかを、納豆には卵黄をプラス、豚肉と大豆でポークビーンズをつくるなど、工夫しましょう。
なお、タンパク質の必要量を食品だけで確保すると、脂肪の摂りすぎにつながります。最低限のカロリーで良質タンパク質を確保するには、ウルトラプロテインを1日2袋飲むようにしましょう。
スッキリ下半身の法則その2
カリウムが豊富な食物を食べよう!
下半身太りの人の多くは、インスタント食品やスナック菓子、おせんべいなどをはじめ、濃い味の食品を好む傾向にあり、知らぬ間に塩分を摂りすぎ、水分代謝に重要な役割をもつナトリウムとカリウムのバランスを崩しています。
体内のナトリウムが過剰になると、体はナトリウム濃度を下げるため、水分を体内に保持するように働きます。リンパ排液が滞り、運び出されるはずの毒素や老廃物も組織内に留まり、むくみ→セルライトへの道まっしぐら!
こうした事態を防ぐには、塩分の多い食品を控え、薄味を心がけると同時に、カリウムの多い食物を積極的に摂ること。カリウムはナトリウムの排泄を促すため、余分な水分が体内に留まる必要がなくなり、スッキリ下半身が実現します!
夏はキュウリ、ゴーヤ、ズッキーニ、冬瓜、スイカなど、ウリ科の食材が多く出まわりますが、これらはむくみ解消の強力な助っ人。豊富なカリウムが利尿を促し、ムダな水分を追い出します。強烈なデトックス効果も併せ持っているので、夏場には、しっかり食べたい食材です。
セロリもカリウムが豊富。利尿作用を促進するほか、下半身太りタイプの女性に多い婦人科系のトラブルにもプラス効果が…。サラダやジュースにどんどん使いましょう。
ワカメや昆布、ヒジキなどの海藻類にもカリウムはたっぷり。その他のミネラルバランスも理想的で、体の調整役として働いてくれます。下半身ヤセ応援サプリ、レッグスリムの主成分、ブラダーラックも海藻の一種です。
タンパク質とカリウムが
同時に摂れる!
この季節は、大豆、枝豆、あずきなどの豆類にも注目!カリウムが豊富なうえ、タンパク質も植物性の食材のなかでずば抜けて多く、さらにサポニンの作用で、体内の水分と老廃物をどんどん追い出し、スッキリ下半身に貢献してくれます。これらには、女性ホルモンに似た作用をもつイソフラボンも含まれ、女性ホルモンの変調からくる、むくみの改善にもグッド。枝豆や納豆はもちろん、きなこやアズキも、積極的に食べる工夫をしましょう。なお、バイオハーブにはアズキエキスが含まれ、むくみ対策にも効果的です。 |