生命の基本はたんぱく質アミノ酸サプリにだまされないで! |
アミノ酸市場はとんでもない過熱状態。あるテレビ番組で取り上げられてから、健康食品会社や製薬会社以外もこぞって新商品を出し、その商魂たくましさには脱帽。でも、インターネットで各メーカーの商品内容を調べ、健康雑誌やテレビなどの取り上げ方をチェックしていたら、暗〜い気持ちになり、その後だんだん腹が煮えくり返ってきました。消費者の無知につけ込んだ商品があまりにも多く、マスコミでの報道はスポンサー企業に都合のいいことだけを誇張して伝えているだけだから・・。 消費者はなんだかよく分からないまま大手の販売戦略に乗せられている・・。そんな図式でしょうか。もっとも、製造元や販売側が「アミノ酸」をちゃんと理解しているとは思えず、正しい栄養学の知識をベースに商品づくりしているわけでもなく、テレビ報道で火がついた話題に便乗して儲けようと必至になっている・・。そんな感じがします。あまりにも安易な商品づくりで、消費者の健康なんて完全無視。大手企業の経営姿勢がミエミエです。 本来「アミノ酸サプリメント」とは?本来、サプリメントで「アミノ酸」といったら、フリーフォーム(単体)のこと。つまり、アミノ酸がつながった鎖状のたんぱく質ではなく、アミノ酸が1つ1つバラバラに分離されていなければなりません。 スポンサー絡みのないNHKの番組で医師が「アミノ酸」について語るのは、このフリーフォームのこと。摂取すると、消化の影響を受けずストレートに吸収され、その特定のアミノ酸が要求されている代謝経路に直接働きかけ、いろいろな疾患、症状を解消させることができます。 話がこんがらかってしまうのは、フリーフォームではない、安い大豆プロテインや、ビール酵母まで「アミノ酸」として売られているから。 外箱の分析表にはアミノ酸の名前と含有量がずらーっと並んでいるので、消費者は、医師が推奨しているアミノ酸と同じものと思いこんでしまう・・。でもこれらの商品を摂っても、食事でたんぱく質食品を食べるのと変わらず、フリーフォームの利点を得ることはできません。某健康番組では、食品に含まれるいくつかのアミノ酸をあげ、「〇〇にいい」というような取り上げ方をしますが、これとて全く意味がありません。 アミノ酸サプリより、まずプロテイン健康を考える上でまず重要なのは、全てのアミノ酸(20種類というのが日本の常識。アメリカでは良く知られたものとして28種類をあげてます)を日々過不足なく摂取すること。それには、良質なプロテイン製品が適してます。プロテインというと、「スポーツのため」と思っている人も多いようですが、とんでもありません。いつまでも若さを保ちたいと思っている、すべての方の必需品です。 体の全細胞は、毎分、数千におよぶ新しいたんぱく質を作り続けています。体内ではたんぱく質の建設と破壊が46時中繰り返され、体の1 /30が日々入れ替わります。建設に必要な全てのアミノ酸が常に供給され続けない限り建設も破壊も進まず、体内の代謝はスローダウン。体に様々なトラブルが発生します。それを防ぐには、全てのアミノ酸の供給を絶やさないことなのです。 この最低条件をクリアーしているのに、体のトラブルが改善しない、あるいは新たに発生したという時こそ、単体のアミノ酸の出番です。そのトラブルの代謝経路で不足しているアミノ酸を即吸収できる状態で送り込めば、一気に問題解決が可能です。 全体的アミノ酸が不足状態にあるのに、特定のアミノ酸だけを摂っても、改善したい部分以外の目的で使われてしまいます。たった20数種類のアミノ酸が何万種類ものたんぱく質の材料になっているのですから仕方ありません。 また、特定のアミノ酸だけを多く摂ると、他のアミノ酸の不足を招いてしまいます。これを防ぐには、その特定のアミノ酸が関わる代謝経路で必要になる他のアミノ酸も一緒に摂ることです。 必須・非必須とも20数種類全てのアミノ酸をバランス良く摂り、その上で、目的に合ったフリーフォームのアミノ酸をブレンドで摂る。これは重要なことですから、しっかり頭に刻み込んでおいてください。 間違いないプロテイン選び全てのアミノ酸の確保には、アミノ酸サプリメントではなく、超良質プロテインが最適。選ぶ場合のポイントをまとめておきましょう:
アミノ酸の選び方と摂取時の注意超良質プロテインをきちんと確保しても、問題が解消しない時は、アミノ酸ブレンドの摂取を考えます。アミノリアルシリーズでは、マッスル・ビルディング、プロポーション・メーキング、ブリリアント・マインド、レジュベネーションがこれにあたります。なお、「必須アミノ酸9種類をバランス良く配合」と謳ったような製品は、アミノ酸として摂取する意味はありません(いくつかの商品チェックしましたが、バランスも非常に悪い!!) それでは、アミノ酸サプリメントを選ぶ時および摂取時の注意をまとめておきましょう。
★☆★☆★ 最後に一言。アミノリアルシリーズは私が目を光らせましたので、まず心配ありませんが、他の製品を選ぶ場合は、必ずラベルを細かくチェックし、自分が何を口に入れるか、しっかり確認してください。 健康食品業界は「摂っても意味ない」どころか、「摂ったら不健康になる」というような商品でも平気で売ってる世界(全てがそうではないけれど・・)。でも、アミノ酸市場のひどさは想像以上!! しばらく「箱入り娘?」で、業界の流れに疎くなっていましたが、今回アミノ酸の処方を頼まれたことをきっかけに現状を目の当たりにし、アミノリアル・シリーズは、本当〜にスゴイんだ(体内での働き考え、ここまできちんと個々の必要量を計算して処方している製品は他にはナイ!!)と自信を持ったと同時に、会員の皆さまには、いついかなる時にも、間違いない製品だけを提供し続けようと、決意あらたにしました。 |
良質たんぱく質を食品で摂ろうとすると・・・!!
例えば60kgの人が一日に必要なたんぱく質を卵だけで摂取しようとすると、282g(約6個)必要で、426kcal摂取することになります。この内、たんぱく質によるものが240kcalですから、抱き合わせの余分カロリーは186kcal!!プロテインスコアーが100でない場合は、その分割り引いて考えなければならないので、より多く食べなければなりません(表参照)。食事には色々な食品を取り混ぜますから、ここまで極端にはなりませんが、食べるべきたんぱく質の量や質、カロリーまで考えての食事は想像以上に大変。 そこで良質のプロテイン製品をうまく使うのが賢い!バランスのいい食生活をしている方でも、たんぱく質の総必要量の最低1/3程度はプロテインで。日ごと疲れやすい、顔色がさえない、眠れないなど、体の不調を感じる人、ストレスの多い人、ダイエット中の方、動物性食品を食べない方だったら、1日の必要量の50%はこれら製品での確保が必要です。 *食品が生の時のたんぱく質量とカロリー表示。調理した場合、数値は若干変わります。 |