湿疹・皮膚炎女性に多い悩み改善講座 第8回手や足や顔にできたり、時には体全体にできる湿疹。痒くて、うっとうしくて、特にジメジメ、ムシムシのこの季節は不快度急上昇。なかなか治ってくれないばかりか、治ったと思うとぶり返す‥。でも、諦めないで! トラブル原因は様々
湿疹には多種多様な原因があり、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎など、何種類かに分けられますが、多くの場合、アレルギーの最初の症状として出てきます。一般的には、ダニやホコリ、カビ、食物、化学物質、化粧品、その他の物質に対するアレルギー反応、紫外線や温度、湿度、汗などに対する反応、アルコールや薬物に対する反応、金属に対する反応などがあります。 いかなる場合でも、まず原因をつきとめ、その原因となっているものを取り除くことが大切です。 胃酸不足?リーキーガット症候群?湿疹の患者の大多数は胃酸不足で、胃酸が少なければ少ないほど皮膚の症状は悪く、塩酸(HCL)を補うと症状が良くなるといわれます。 また、腸内に異常繁殖した酵母や寄生虫の作用で腸壁がスカスカになり、未消化のたんぱく質や腸内細菌などが体内に入り込むリーキーガット症候群(腸のもれ症候群)に起因するアレルギー反応も、最近注目されています。 胃酸不足やリーキーガットの症状の改善には消化酵素が不可欠です。胃酸が少ないと殺菌作用が働かず、リーキーガットを招く一因になりかねません。また、消化活動がうまくいかず、未消化物質の増加でアレルギーの誘発や、栄養素の同化の問題から、肌再生に支障を起こすことにもなりかねません。消化酵素にはHCLも含まれ、消化を助けると同時にリーキーガットを通り抜けようとする未消化物質をキレイに分解し、問題解消に働いてくれます。 栄養療法は?消化酵素(ウルトラ酵素)については、すでにお話ししたとおり。 プリムローズ―炎症を抑えたり、免疫反応をコントロールする上で重要な働きに関与しているのがγ・リノレン酸。この脂肪酸が特別に豊富な月見草油(プリムローズ)は、あらゆる皮膚炎改善に不可欠。特にかゆみを減らすのに効果が高いもの。一回2〜4粒ずつ、一日3回を4週間試してみてください。 ビタミンC―湿疹が相当良くなることが証明されています。また、抗生物質の必要量も少なくてすみます。ビタミンCは一日に3.5〜5cを3ヶ月間試してみます。 プロテイン(アミノリアル)―すべての組織の再生に必要です。必須・非必須アミノ酸がフルに摂れるものを選びましょう。 マルチビタミン&ミネラル―皮膚のトラブルには、特にビタミンB群の含有量が多いこと、亜鉛がキチンと含まれているもの、さらに、アレルゲンの含まれないものを選ぶことが大切です。なお、抗生物質を長く使っている方は、善玉腸内細菌の激減によるトラブル発生もあるので、より多くのB群および抗酸化栄養素が必要です。 食生活で気をつけることは?
外部的には?肌トラブルがある時には、基本的には化粧品の使用を避けるのが賢明です。家にいるときには、肌に何も塗らずに過ごすようにするのが一番です。 |