便秘女性に多い悩み改善講座 第16回女性にとって一番多い悩みといったら便秘。男性に比べ腹筋が弱いことや、ダイエットなどで食事の量が少ないこと、トイレをガマンするくせが腸の働きを悪くします。 朝のトイレタイムを確保ヘドロのような老廃物を腸の中にとめておくことは、健康上、美容上、良いわけがありません。ダイエット中の人にとってヘドロのかかえこみは、体重2〜3キロ増に直結します。腸内の滞留が長くなればなるほど水分が吸収され、便が固くなって、いっそう排便しにくくなるものです。 便通は、大腸の蠕動によって起きるもの。蠕動があれば、便意が起きます。大腸の蠕動が一番よく起きるのは、朝食時と朝食後。従って、朝食後に必ずトイレに入る習慣をつけることが、便通の正常化にとって、第一の条件です。 「朝は忙しくて…」なんていっていないで、30分早く起きることを心がけ、しっかりトイレタイムを確保しましょう。 食事内容の見直しを食事はもっぱらコンビニ弁当とファーストフード。おまけにスナック菓子が大好き、なんていっているようでは、便秘にならない方が不思議。 食べ物のカスが長時間にわたって腸内にとどまることを防ぐには、食物繊維の多い野菜やくだものを毎日食べるようにしたいもの。特に朝くだものをしっかり食べるかジュースにして飲むようにすると、腸内のクリーニング効果は高まります。 リンゴやプルーン、海藻などには、水に溶けるタイプの繊維が多く、腸内細菌のエサとなって便をやわらかくするのに役立ちます。寝る前にグラス1杯の水に10cm程度の板昆布を浸け、朝起きたときに飲むようにするといいでしょう。板昆布のかわりに、ドライプルーンを2〜3個浸けておいて、その水を飲むのも効果的。もちろん、実も食べてください。 毎日のヨーグルトも善玉腸内細菌を増やして便秘を防ぐにはGOOD。水分の摂取量も増やしましょう。 ビタミンB1とCの不足に気をつけよう手っ取り早く便秘を解消しようと、市販の便秘薬や下剤に頼るのは絶対タブー。薬を使い始めると体はなまけることを覚え、腸の機能はどんどん低下。薬を飲まなければ出なくなります。便秘は食事の内容や生活習慣の誤りを反映しています。その改善を心がけなければ、健康レベルは確実に悪化します。 食物繊維や乳酸菌、水分摂取量などのほか、ビタミンCとB1の摂取不足に気をつけることも大切です。ビタミンCには腸内にたまった排泄物をやわらかくして、外に出す働きがあります。また、女性にはストレス性の便秘も多いのですが、Cの多量摂取はストレス対策として重要です。便秘には1日5000〜20000mgの摂取を。 ビタミンB1は大腸の蠕動をおこす筋肉のために必要です。B1は、甘い物やスナック菓子、インスタント食品などによってどんどん消耗されます。このようなものばかり食べていると、便秘ばかりか、B1不足から、ふくらはぎや足首が太くなってしまうんですよ! B群は必ずグループで一緒に働きますから、B1だけの問題ではすみません。便秘がちで疲れやすい。むくみやすく、ちょっと食べるとすぐ体重が増える…そんな人は、ビタミンB群をしっかり摂ることも同時に考えてください。 便秘では、セルライト対策もうまくいかない便秘は美容にも健康にも最悪ですが、脚やせのためにも絶対避けたいもの。 セルライトを除去して、脚やせを実現していくためには、良好な微小循環と静脈およびリンパ液の還流がうまくいっていることが絶対条件です。ところが、便秘で腸内がヘドロでいっぱいになると、リンパ管を圧迫。リンパ還流を阻害することで、リンパの流れがおそくなったり、組織内のリンパの停滞につながります。 また、腸内ガスによって腹部膨満が生じると、腹壁下部を斜めに貫いている鼡径管という管が圧迫され、静脈血やリンパ液を下半身から上半身に戻すための「呼吸ポンプ」が正常に機能できなくなります。血液や組織液が下半身に停滞すれば、ムクミばかりでなく、セルライトの形成につながり、脚やせは絶望的に・・! 便秘は、肌荒れ、痔、肩凝り、頭痛などの不快な症状、さらに、セルライトや肥満も生み出します。お腹にヘドロをためておくことは、百害あって一理なし。健康と若々しいボディをいつまでもキープするためには、腸を常にきれいに保つことが絶対条件です。 デルーチャにビックリ!!
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