最近「ビール酵母ダイエット」が大変人気のようですが、これについて先生の考えをお聞かせください。

ビール酵母はビタミンＢ群やアミノ酸を豊富に含み、健康食品として大変優れたもの。これまでスポットライトがあたらなかったのが不思議です。

ビール酵母はNS式ダイエットにおいても重要な役割を持ってます。NS式は元々、ビール酵母粒＋海藻濃縮末が主体でした。ビール酵母の臭いがきつすぎる、摂取粒数が多く続けられない等、改善するため２種類のサプリメントをドッキング。食事代わりとしても使えるように不足栄養素をプラス。素材をすべて天然由来に変え、臭いも抑えて飲みやすくし、BFスレンダーとして急速ダイエットに使うようになったのです。

巷で話題の「ビール酵母ダイエット」は、ビール酵母をヨーグルトと混ぜて食べるという手軽さが受けていますが、臭いが気になる、思ったほど減量効果がない、食事変わりに摂るには栄養素が不足などの声も聞かれます。でも、市販されている訳のわからないダイエット食品に手を出すよりは、ずーっと価値があると思います。

ビール酵母を購入するなら原材料が乾燥醸造酵母末だけのものを選びます。ビタミンやミネラルが添加されている場合、合成のケースが多く、薬を飲むのと同様、肝臓に負担をかけます。ビール酵母で摂れない栄養素はレッグスリムとプリムローズをプラスすればいいでしょう。ビール酵母を摂るなら私はスレンダーをおすすめしますが、この場合レッグスリムはなくてもＯＫです。

「果物は他の食品と一緒に食べない」とは、どうしてですか？

食後にフルーツは常識？でも、そんな食べ方は食後のケーキと大して変わらず、確実に太りますし、健康にもマイナスです。

胃に何も入っていないときフルーツは数分〜数十分で胃を通過し、腸に進み、栄養素が吸収され、即、腸のクリーニングのために働き始めます。ところが、胃の中に何かある時には事情が全く違ってきます。

胃の中に入った食べ物は入った順序に層をなして重ねられ、そのまま胃の収縮運動によってこねられ、分泌された塩酸や消化酵素などと混ぜられます。普通の食べ物が胃を通過する時間は２〜３時間。ノンストップで通過できるはずのフルーツも、大渋滞に巻き込まれた様にノロノロとしか進めません。各種食品が一緒に胃に止まると、それだけ多くの消化酵素が無駄使いになるばかりか、スムーズに通過すれば生じない腐敗物が血液を汚すことになります。

フルーツを食べるのは食間の空腹時。食前であれば食事まで30分はあけ、食後は２時間以上たってから。これなら太ることを気にすることなく、フルーツのメリットを十二分に生かすことができるのです。

ＮＳＳさんでは日本茶は良くないといっていたのに、日本茶を勧めるような記事がありましたが・・？

誤解を招いてしまって、申し訳ありません。外国の健康雑誌の記事をご紹介したまでで、ＮＳＳが日本茶推進派に転じたわけではありません。「体がカフェインを欲して飲むんだったら、コーヒーやコーラ類より緑茶の方がベター。飲むのなら、いくらかでもいい作用を期待して、抗酸化作用が働くような入れ方をした方がいい」。その程度のことと理解下さい。コーヒーより活性が低いとはいえ、緑茶にもカフェインは含まれていますし、農薬もたっぷり。米国では、「日本茶は骨粗鬆症の原因に..」と指摘する報告もあります。ＮＳＳはなるべく「避けた方がいい飲み物」としての位置付けは崩さないつもりです。