太っている人の70%はカロリーの摂りすぎではない! |
栄養素不足が脂肪をため込む「ダイエット」というと、食べる量(カロリー)を減らせば痩せられると思っている方がほとんどではないでしょうか?まず、この考えを頭から追い出すことにしましょう。 自分の体が使っている以上のカロリーを摂り続けていけば、太るのは当たり前のこと。でも、摂取カロリーから見て、決して食べ過ぎていないのに痩せられない、あるいは太ってしまうという方がほとんどというのが現状です。皆様の中にも、1日せいぜい1000キロカロリー程度しか摂っていないのに痩せられないと悩んでいる方も大勢いらっしゃると思います。 運動など一切しなくても、女性の場合であれば、体が生き続けるだけに最低必要な基礎代謝量が1400〜1600キロカロリー。活動に必要な3〜400キロカロリー合わせて、1日1800〜2000キロカロリー程度摂っていても、本来太ることはありません。ところが、この範囲内でしかカロリーを摂っていない、あるいは、これ以下しか摂っていないのに太るというケースが肥満者の70%にもおよぶのです。この範囲以上のカロリーを摂る、いわゆる「食べ過ぎ」で太っている人は全体のわずか30%。つまり、食べる量以外の理由で、余分な脂肪が蓄積されてしまっているということなんです。 それでは、摂取カロリーは多くないのに太るということは、どういうことでしょうか。実は、体の中が活発に働いていないからなんです。入ってくるカロリーは少ないけれど、カロリーの消費がそれ以下ということなのです。運動量のことをいっているわけではありません。食事から得たエネルギーは体内の代謝活動に一番多く消費されます。何らかの原因で新陳代謝が活発でなくなると、カロリーの消費が少なくなるため、体は余ったカロリー分を脂肪として蓄えるようになるのです。 何故、代謝機能が不活発になるのだろう代謝が活発に行われ、私たちの60兆におよぶすべての細胞が常にフルパワーで活動してこそ、体内ではどんどんカロリーが消費され、無駄な脂肪が燃焼したり、新たな脂肪がつかないようになります。そのためには、代謝酵素が体内でしっかり作られ、スムーズに働いてくれる必要があります。酵素の働きなしにはいかなる代謝も行われないのですから。 たいして食べていないのに太る、痩せにくい、リバウンドばかり繰り返す、などと悩んでいる方は、要チェック。次のような状態では、体内の酵素はきちんと働いてくれません。 体に必要な栄養素の不足
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