外部から温めよう
巡りをよくする基本といえば、水をたっぷり飲むこと。その上で、即効的に巡りを良くするには外部から体を温めるようにするとグッド。
効率よく血流を改善するには、手足の末端部分よりも、大きな筋肉を温めること。湯たんぽやペットボトル(1.5〜2L)に50〜60℃のお湯を入れ、太もも前面、お尻、お腹、そして二の腕を温めましょう。
内蔵があるお腹は冷えの弊害がもっとも深刻にあらわれる所。内蔵を支える筋肉を心地よく温めましょう。また、全身の筋肉の70〜80%は、膝からおしりについているので、太ももとお尻は、冷え撃退の最強加熱ポイント。太ももの筋肉の4分の3は前面に集中しているので、加熱は前面だけでOK。二の腕にも太い筋肉がはしっていますが、普段はあまり使うことがなく、冷えやすい。あわせて加熱すれば、足先、手先までポカポカです。
入浴前にもこれらの箇所を温めておけば、短時間で芯まで温まります。
簡単マッサージ&
ストレッチも効果バツグン
筋肉をほぐすマッサージやストレッチも、かならず実践したいもの。
燃料を燃やすミトコンドリアは、基本的にすべての細胞にありますが、特に筋肉に多く存在します。筋肉組織が堅いと、筋肉細胞に脂肪や糖、酸素などをとどける毛細血管が収縮。血液はバイパス経路に入って筋肉細胞を素通りしてしまいます。これでは、ミトコンドリアは働けません。
てっとり早く筋肉をゆるめるには、ストレッチ。毛細血管の巡りがよくなり、酸素や栄養素がミトコンドリアに届きます。筋肉がかたくなっている現代人の多くは、ストレッチするだけでも燃える体に!
ストレッチでしっかりと筋肉をほぐした上で、日頃から動かす機会が少なくて運動不足に陥っている股関節まわりや肩胛骨まわりの筋肉をターゲットとした運動を心がければ、効率よく燃える体がつくれます。大股歩きや階段の2段上がりなど、日々の生活にうまくとりいれましょう。
血流アップのためのマッサージは難しく考えず、手のひらで全身をさすりあげればOK。末端から心臓方向に向けて、1カ所30秒程度。トータル10分程度の目安で、全身の血流がアップします。
触ると冷たいセルライトに犯された太ももやお尻には、特に日々のこうしたケアが大切。下半身太りで悩んでいる方は、体をよく温めてからナターシャズ・アロマを使えば、さらに巡りがよくなり、セルライト解消も! 内側からの冷え症対策は |