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水を飲むだけでエネルギー消費が30%上昇するというドイツの研究があります。180mlの水を飲んで10分後には代謝が上がりはじめ、40分後には燃焼のピークをむかえ、その状態が1時間以上もつづくというのです。 汗をかかない季節は、とかく水分補給は忘れがちですが、十分な水分摂取により血液循環はよくなり、水を排出するまでの体内活動にもエネルギーが使われて代謝がアップします。つまり、脂肪燃焼も早めてくれるということ。各細胞が水分でたっぷり満たされている環境こそ酵素がマクシマムに働くための条件なのです。 「水を飲むと太る」と思い込んでいる人は多いのですが、水そのものでは太りません。ただ、濃い味付け、塩分のとり過ぎなどは水分を滞らせ、むくみや体重増を招きます。薄味を心がけ、カリウムの多い野菜&果物などをたっぷり食べることで、水分も巡らせましょう。
昆布に関しては、その豊富なミネラルをあてにしているわけですが、「冷して」というのは、朝、副交感神経から、交感神経への切り替えをスムーズにするため。また、冷たい水が体内に入ると、体は代謝を上げて、それに対応するからです。こうしたことから、冷え症改善のためにも、朝、冷たい水を1杯飲むことをすすめる専門家は多くいます。 また、冷たい水で腸を刺激することで、蠕動運動を誘発してお通じにいいということもいわれます。 しかし、この記事を書いた後、私もいろいろ勉強を重ねてきて、冷たい水を飲むことは体内のあらゆる器官に負担を強いるため、決してすべきではないとの結論に達しています。現在は、いかなる時も常温、または自分の体温程度のぬるま湯を飲むのがベストと指導しています。腸の刺激も、ぬるま湯程度で良好な効果が得られます。 |