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専用の道具を使ってかつお節の塊を削り、時間をかけてだしを取って、みそ汁や煮物、めん汁などをつくる…。私の子供の頃には台所で見る、あたり前の光景でした。
今ではだしの素やだし汁、だし入り味噌を使って、手間をかけずにパッパと食事の用意。「本だし」だから、本物の天然だしがたっぷりと、思っていませんか?
かつて東京都消費者センターが、かつお風味調味料十数品を分析したところ、成分平均は化学調味料(グルタミン酸ソーダ)がなんと25.4%も含まれ、糖分が27.8%、食塩が29.5%!!残りの17.3%が「かつお濃縮エキス」。でも、これすべてが「天然だし」ではないんです。
原材料欄に"エキス"とか"粉末"とあれば、天然だしを指しますが、JASは濃縮物が10%あればOKとしているので、90%ニセモノでも「天然だし使用」になってしまうのです。
かつお節の工場廃液をまぶして、「かつおのような」香りをつければ、「かつお風味の本だし」できあがり。かつおの絵に、本だしのネーミングがあれば、「かつおの本物のだし」と消費者が思いこんで当たり前です。こんなものを、便利、おいしいと毎日体に入れるなんて、ゾッとします。(つづきは次号で)
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