要因を見直しつつ、即効策も
夕方になると足がパンパンになる「むくみ」。いまの季節、とくにつらい「冷え」。脚のトラブルの中でも、この二つの症状を訴える人はとても多いのですが、女性は男性の2.5倍もの人が悩んでいるといわれます。
むくみや冷え性はさまざまな問題がかかわっているため、これさえやれば解消!というわけにはいきません。食生活をふくむライフスタイルの問題、姿勢や歩き方、お尻や腰の筋肉の低下、脂肪の蓄積、ストレス、ホルモンバランスの崩れ等など、いろいろな要素が絡みあっています。
こうした一つ一つの要因を見直し、改善していかなければ冷えやむくみの根本的な解決とはいきませんが、今回は、誰にでも簡単にでき、即効性のある軽減策を伝授しましょう。
腰のツボをあたためる
人間の体には、体内の臓器とつながるツボが大体300くらいあるといわれますが、東洋医学ではこれらのツボを刺激することによってさまざまな治療を施します。
ツボの位置と不調の場所は一致するわけではなく、冷えやむくみのツボは腰の周辺に集まっています。これらの周辺を使いすてカイロなどで温めるだけで症状は軽減します。
背骨の中央から左右に指2本分ずれたところ、一番下の肋骨の先端とおなじ高さにある、「腎ゆ」というツボ。そして、もう一つ、腰骨の高さの背骨と尾てい骨をむすんだ線の真ん中から左右に指2本分ずれたところの「膀胱ゆ」。冷え性やむくみのある人はこの二つのツボを温めるようにします。(図1参照)

また、立ち仕事でむくむ人は膝裏にある横じわの中央にあるツボと向こうずねのうしろ側で、ふくらはぎの筋肉が腱にかわるところにあるツボの二箇所を温めるようにするといいでしょう。(図2参照)

足裏マッサージも効果が
東洋医学が点でとらえる”ツボ“を使うのにたいして、現代レフレクソロジーでは、面である”ゾーン“の反射区を使い、これを刺激することで対応している臓器や器官を活性化して体調をととのえていきます。
腎臓、輸尿管、膀胱、尿道につながる反射区のライン(図3参照)に刺激をあたえると水分の排泄作用が活発になり、むくみの解消につながります。

中指の真下あたりのくぼみから、内くるぶしの下までをおしだすようにマッサージしましょう。
脚全体をマッサージするのが面倒なときには、風呂上がりにゆっくり、いた気持ちいい程度の強さで足の裏を入念にマッサージするだけでもその効果は絶大。足の指のあいだに裏側から手の指を差しこみ、まわすようにマッサージするのも、リンパのスムーズな流れを促進してくれます。
ちなみに私が特別にブレンドしたマッサージオイルは、冷えやむくみにも効果を発揮してくれます。足裏マッサージだけのときでもこのオイルを使えば、効果的です。
ちょっとした工夫で、大きな効果が
血行の悪さは、冷えやむくみにつながります。温冷交代浴や足浴で血行を手早く改善しましょう。
- 温冷交代浴
やり方は簡単。浴槽のヘリに座って、まず43度の高めのお湯にひざから下だけ3分間つけます。お湯の中では、足首や指を曲げたりのばしたりすると効果的。3分たったら、水のシャワーを足の下からひざまで、10秒間かけます。水シャワーは、下から上にむかってマッサージするように。これを湯→水の順で五回繰りかえし、最後は水でおわります。
- 足浴
バケツに少々熱めの湯をいれて、柑橘系のエッセンシャルオイルと塩と混ぜてから湯にとかし、10〜15分間ぐらい足をつけます。脚全体を大きめのバスタオルで覆っておくと蒸気が逃げませんよ。

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