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ローフード・ダイエット Part3

事前消化で体はみるみる変わる

酵素パワーの活性化がカギ

鏡のなかの自分がどんどん美しく変身していく。無駄な脂肪が落ち、肌も髪もツヤを増し、瞳もキラキラ輝きはじめる。バーチャル世界のできごとではなく、自分の変身劇を現実のものにするには酵素パワーに頼るしかありません。体内の酵素を活性化することさえできれば、肌ピカやスリムアップ効果はもちろん、老化を防止し、精神的にも、肉体的にも、いつまでも最高の自分を維持することができるのです。

アメリカのローフード・ダイエット人気が、日本に伝わってくる何年も前から、私はやせたい人にはもちろん、肌質改善をはじめ、体のトラブルの改善のために、ローフードをベースとした「酵素ダイエット」を指導してきました。体内の酵素の働きに目を向け、酵素がフルに働ける状況をつくることを目指したものです。もちろん、その中心的役割を果たしているのは生ジュースです。

でも、生ジュースさえ飲んでいれば酵素がマキシマムに働くための条件がすべて満たされるかというと、そう簡単にはいきません。食事のたびに生ジュースを飲むだけでも、体はみるみるかわります。でも、100%生ジュースだけの生活は非現実的です。私たちは加工したり調理したものをかならず口にします。それに、野菜や果物からは、酵素そのものをつくるための原材料が確保できません。しかも、私たちをとりまく環境は、体内の酵素の働きを邪魔するようなことばかりです。

体内の酵素にフル活動させるためには、まずは事前消化の重要性に目を向けることです。これだけでもマスターできれば、あなたの酵素パワーは全開。健康でスリムなボディをキープする準備が整うのです。

すべての働きに必要な代謝酵素

生の食べものを
多くとるとダイエットになる

28人の肥満者に生もの食べるように指導し、達成度を「生食・月指数」で評価。これは食事に占める生食の割合と継続期間(月)を掛けたもの。「食事の半分が生」を2ヶ月続けたら0.5x2で指数は1となる。指数が大きいほど体重は減った。(データ:South Med J 78(7):841-4.1985)

酵素栄養学では”酵素“を大きく3つのカテゴリーにわけています。これらがごっちゃになると何も理解できないので、簡単にみておきましょう。

まずは「代謝酵素」。体内でつくられて働く酵素で、何千種類もあります。代謝酵素がなかったら私たちは生きていません。消化吸収や栄養の貯蔵ができない、筋肉が動かない、脳が正常に働かない、解毒作用もできずに老廃物や異物はたまる一方です。ものを見たり、考えたりもできません。人を愛することだって酵素なしにはできません。当然心臓だって停止してしまいます。人間はもちろん、あらゆる生き物は代謝酵素の働きがなければ一瞬たりとも生きられないのです。

一つ一つの酵素の役割分担は厳密に決まっていて、どこかの代謝に必要な酵素が不足したからといって、ほかの種類の酵素がその不足を補うことはできません。ですから、たった一つの酵素不足でも深刻なトラブルにつながります。

最優先でつくられる消化酵素

二番目に「消化酵素」。私たちが食べたものを消化器官内で分解し、体が吸収しやすい物質に変えてくれます。からだは組織や器官の機能維持に必要な何千もの代謝酵素をつくるため以上の酵素生産力を、たった20種類程度の消化酵素をつくるためにふり向けています。食べたものがきちんと分解されて血液中に取り込まれなければ、生命を維持することができなくなってしまいますから、体は最優先に消化酵素をつくりますし、日々体内でつくられる酵素の大部分が消化のために使われています。

自分自身を消化する食物酵素

最後に「食物酵素」。生の食物に豊富にふくまれている酵素で、食物自体を消化する酵素です。生の肉や魚、野菜や果物には食物酵素が多く含まれていますが、これら食材を加熱せずに食べるということは、食物酵素を利用するため。とはいっても、食物酵素がそのまま体内に取り込まれ、代謝酵素のかわりに働いてくれるわけではありません。食物酵素は体内の酵素不足を直接補うことはできないのです。

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